またもや、何が悪くて更迭にされたのかが判らない
人事ですね。
空幕長が論文を発表したことが問題なのか、それとも
論文の中身が問題なのか…
前者なら理解できなくも無いですが、明言はされてません。
後者だとすると、それは何が問題なのでしょうか?
戦時中に日本人が朝鮮半島や中国大陸などのアジア
諸国の人たちに対して行った行為はもちろん反省すべき
だと個人的には思っていますが、朝鮮半島には日韓併合の
調印が、大陸に対しては傀儡国家満州国を支持するという
形が(形式上ですが)成り立っていたはずです。
日韓併合はウソでしたというのなら、朝鮮半島の
方々は国際社会に対して「我々は、条約に調印しても
反故にした過去がありますよ!」と明言する必要が
ありますし、傀儡国家満州国でもそれを構成するのは
中国の方々であったはずです。後ろで糸をひいていた
とはいえ、自国内で勢力が二分していたのは事実でしょう。
(満州事変自体については明らかに日本の謀略で非があると
思いますが、その後日本は軍事支配を諦めて傀儡国家を
作った訳ですし)
そういった事実を抜きに、「略奪もするし都市爆撃も
するし虐殺もするし…だから日本が何もかもすべて悪い!」
と言い切ってしまえる根拠にはならないでしょう。
まぁ、日本も「大東亜共栄圏」という聞こえのいい
言葉を使って東アジアを実質的に支配(もしくは植民地化)
しようという意図はゼロではなかったと思いますが。
その大東亜共栄圏についても、そもそも欧米諸国の
植民地化の手が東アジアに伸びなければ持ち上がらなかった
ことだろうし、当然そのようなところに日本が置かれれば、
日本がどういうリアクションを起こすかは
あらかじめ予測がついていたことでしょう。
それを圧して日本を追い込んでいったのはアメリカの
意向…既に戦後の勢力図の青写真まで出来上がっていた
はずです。広島だけでなく長崎にも躊躇無く核爆弾を
落としたのは、その意思の表れではないかと思うのですが。
と考えていくと、論文に書かれたことは極論では
あっても、決して的外れとは言い切れないのでは
ないでしょうか?
論文を発表したこと自体や、論文の中身を詳しく
読んだわけではないので、空幕長の行為を擁護する
つもりもないですが…。
もしかしたら、シビリアンコントロールの思想に反する
ということを指摘されているのかな?
…微妙だな…


